ブログトップ
Sooko-vision
sooko123.exblog.jp
西会津に行って来た!(②学校のこと)
コミュニティーバスを降りて、いよいよ学校につく。
            (コミュニティーバス編)こちら
d0209636_1145393.jpg

村には廃校になった美しい木製の校舎があり、「会津国際芸術村」として残されている。
レジデンスや公募展に使われる意外にも、町主催『さゆり中学』という、至って自主的な生涯学習講座が開かれており、中学校舎なので中学として初まったのだけど3年しても止まらず、今では大学、大学院にまでなっているそうだ。
生徒も先生も実際のこの学校の卒業生だったりする。
同窓会の会場にしようなどと言う案も出て楽しそうだ。

滞在中にも学校の日があり、近隣にある山に伝わるの狐の嫁入りの、かなりリアルなお話が漏れ聞こえて来たので、思わず立ち聞きし、廊下で立たされてる子の気分を思い出したりしました。
d0209636_20315286.jpg

建物自体の美しさや木造建築の暖かみの奥に、じんわりとした優しさがこみ上げてくる。
創立明治6年、建物自体はもう少し新しい。
白木の針葉樹で作られたらしき床や壁は、落書きなど全く無いばかりか、黒ずんでもおらず、壁の節穴を塞いだ補修の痕など見ても、ここが お父やお爺たちが総出で建てた大切な建物であった事がうかがえる様な気になるのだ。 
後に近所の方(自動的に卒業生)に聞くと、やっぱり落書きなどする子は現れるもので、そういう時は校長先生はじめ先生方が飛んで来て、「だれだ!!」という事になり、みんな目をつぶって、「自分だ」と言う子が手を挙げるまでいつまでも座らされたりしたそうだ。^^
あーーそう言えば… と、遠い記憶の中の石炭ストーブの学校の光景が浮かんでくる。。

「…そう言えば、普通この年で学校の建物に入るってことありませんものね。」
古い建物というのは、その建物の歴史を内包して行くものなのかも知れない。壁にかかった校歌や生徒たちへ宛てた言葉、OB会が刻んだ石の碑文、少し残されている昔の写真など見ていると、言葉にならないものが伝わって来て…。

…この学校の空気は清々しく背筋が伸びて好奇心が増すような効力があります。
d0209636_1852258.jpg

この頃では西会津にも微かながらアイターンの流れが起こり始めており、学校はアイターンの人たちが地元を学んで行く拠点にもなって行きそうな良いムードで盛り上がっていた。

昨年の夏は、「草楽房」として各地で自然農やアイターンを実践している人達が主催する「おまつり」をいくつか廻り、全国から集まって来る仲間たちの村の様子を沢山聞いて来た。
長野(大鹿村他多所)、山梨(八ヶ岳•甲府)、千葉(鴨川)、静岡(南伊豆)、京都(綾部)、岡山、広島、徳島、etc…。これらは去年そこから来てる人に実際話を聞いた中で、移住者受け入れが良い感じに盛り上がっている場所で、私の知らない場所がまだまだ沢山あると思います。

自然農や半自給生活にチャレンジする人は、一昔前は移住者同士で集まって独自のコミュニティーを作って暮らす事が多かったようですが、地方に「田舎暮らし」と言うイメージが定着して来てからは、みなバラバラに集落に分かれて、隣近所の人に教えてもらったり助けてもらったり笑って貰ったりしながら、何かの時には移住者同士の広範囲なつながりでサッと集まる…と言ったスタイルになって来ているそうだ。個別に移住しても横のつながりが整っているため結講ありえないサポートが得られたりして、3.11で移住して軌道に乗り始めている人たちも多く心強い。
d0209636_18333095.jpg

また個別に移住して、地元とつながって行く事で、移住者の内面にも土地柄が浸透し、例えば京都の綾部あたりだと、どことなく「しっとりと伝統を楽しむ」ような雰囲気があり、長野の大鹿あたりだと、「山国野生児生活」みたいな勢いがあり、長野のおまつりでは、キャンプ場の管理人(自称山猿)のおじさんに「一体どっから次々こんなに(野生児が)湧いて出たもんだか、おら、ぶったまげたでよ!」と大いに褒められ、「ウチ、電気、ガス、水道、全部ナシ。楽勝っす♪」とか言ってる男の所に、ついに可愛いお嫁さんが来たりして、大盛り上がりだったりする。

私が西会津の事を書きながら、いつも思い出しているのは、いわきの丘向こうの山村の、あの3月に荒起こしされたまま時の止まった様な田んぼの風景。
d0209636_16441180.jpg
「そばの白い花どこへ行った」
「かわうち通信:復活米の末路」
「汚染地図を書き換えているだけの愚」
d0209636_1648547.jpg
d0209636_16515052.jpg
d0209636_1741974.jpg

風はほとんど北西から南東へ、海の方へと抜けて行き、ほんの一部が陸側に流れたのでした。
d0209636_1713449.jpg
d0209636_17232244.jpg

「移住者」は地元に根付いた暮らしをまだ良く知らない代わりに、大きな視点の横のつながりには強い人が多い。
代々土地を守って来た地元の人と、大きな動きの中を巡って来た移住者の視点がうまくつながる事で、私たちは愛する場所を守って行く事が出来る様になるのではないだろうか…。
d0209636_21281118.jpg

集落は一本の花の様に地に根をおろし、まっすぐにのびている。
西会津はいっぱいに花をつけた一本の木のようで、アイターンの家族は蝶や小鳥の様に花と花をつなぎ木をつなぎ、横のつながりを活気づける。
そんな十字の接点が「学校」になって行くのかもしれない。
[PR]
by sooko123 | 2013-06-27 12:51
西会津に行ってきた!(①コミュ... >>